リラックスできる服を着る

1970年代にはパンツスタイルのことをパンタロンと言い、一世を風靡しました。それまではミニスカートの時代と言っても良かったのですが、このころのミニスカートの流行は、今のように「ひざ下やロングの中にいるとミニがとても目立つ」と言うような理由ではなく、スカートがひざ下だと恥ずかしくてはけないと考えるほどのミニスカートブームだったのです。

 

外出用の長いスカートなどうってはいない時代でした。それも若者向けだけではなく、中高年用でも、マタニティーウェアでもすべてがミニスカートの時代でした。

 

どうしても寒いのが我慢できないときにはスラックスやズボンもありましたが、スラックスはあくまでもアウトドアとか作業用、一流ホテルやレストランを利用するときには「男性のノーネクタイと、女性のスラックスはお断り」の張り紙があったほどです。

 

パンタロンの登場のきっかけは歌手のステージ衣装でした。裾を引きずるほどに広がったものでしたが、その奇抜に見えたボトムが流行り出すのはあっという間でした。

 

みんな本当は足を出してミニスカートをはくときの寒さを我慢するのが嫌だったのにスカートをはいていたので、このパンタロンスタイルで街に出るならミニスカートよりもとても良いと思ったのでしょう。

 

ミニスカートしかはけない時代は、女性の健康にとっても弊害しかないといってもいいでしょう。寒さを我慢するために足の末梢血管が冷えて多くの女性が冷え性に悩まされていました。それが理由で月経痛がひどくなることもあります。

 

従来衣装というものは、寒さや照り付ける太陽から体を守るもの、その前提があっておしゃれを楽しむというものではないでしょうか?

 

それなのにこの時代は、おしゃれが先行して健康が犠牲になっていたということです。

 

今の時代にも似たようなアイテムがあると思います。それはハイヒールです。
ハイヒールを履くことが女性のファッションのステータスのようになっていますが、足の骨によくないし歩きにくいし、いいところはありません。

 

今はスカートの丈もいろいろあります。自分の体に快適なものを選べる時代でもあり、冷えを防ぐためには女性でも腹巻や毛糸のパンツなど温かい肌着が人気です。

 

女性らしくみられたい、男性にかわいいと思われたいという気持ちを捨てると、自分らしく生きるのが、一番楽な生き方ではないでしょうか?